昨晩、自分の中で、新しい文化と街を知った。その文化とは、男でも女でもない「ムシェ」と言われる第3の性。
このムシェで有名なのが、女系社会で、女性がしっかりと働き、経済を回す街、メキシコ南部のフチタンだとか。
NHKの地球イチバン「第3の性が輝く街~メキシコ・フチタン~」という番組で知った。不思議な感覚がしたのは、彼女たちの個性が、社会の中で、第3の性として、認められているところ。
それには、ちゃんと、理由があった。しっかりと、一流の仕事をするってこと。
感性を活かした職業が優れていることが多いそうで、デザイナーの8割がムシェだと言っていたような気がする。
まだまだ、自分が知らない文化って、たくさんあるんだなーって、改めて思った。世界って、やっぱり、面白い。
とても心に響いたインタビューもあった。うる覚えではあるけれど、「いいムシェって何ですか?」という問いに、「重要なのは、女になりたいという部分に執着しないこと。女になることはできないのだから。自分はムシェであることを認めること。自分自身のアイデンティティを確立することです。」「ムシェと働くことは同義語。いいムシェとは、仕事をすること。働き者だとわかると、回りの女性に認めてもらえる。」と話していた。
とても謙虚で素晴らしい言葉だと感動した。彼女の生きてきた哲学なんだな、と。そして、やっぱり「仕事をすること」って、素敵なことだよね。人を喜ばせてあげることなんだもん。私も、仕事が大好きだから、働き者のムシェたちが、すごく好きだなって思った。
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