2014年1月17日金曜日

ムシェ

 昨晩、自分の中で、新しい文化と街を知った。その文化とは、男でも女でもない「ムシェ」と言われる第3の性。
このムシェで有名なのが、女系社会で、女性がしっかりと働き、経済を回す街、メキシコ南部のフチタンだとか。

NHKの地球イチバン「第3の性が輝く街~メキシコ・フチタン~」という番組で知った。不思議な感覚がしたのは、彼女たちの個性が、社会の中で、第3の性として、認められているところ。
それには、ちゃんと、理由があった。しっかりと、一流の仕事をするってこと。
感性を活かした職業が優れていることが多いそうで、デザイナーの8割がムシェだと言っていたような気がする。

まだまだ、自分が知らない文化って、たくさんあるんだなーって、改めて思った。世界って、やっぱり、面白い。

とても心に響いたインタビューもあった。うる覚えではあるけれど、「いいムシェって何ですか?」という問いに、「重要なのは、女になりたいという部分に執着しないこと。女になることはできないのだから。自分はムシェであることを認めること。自分自身のアイデンティティを確立することです。」「ムシェと働くことは同義語。いいムシェとは、仕事をすること。働き者だとわかると、回りの女性に認めてもらえる。」と話していた。

とても謙虚で素晴らしい言葉だと感動した。彼女の生きてきた哲学なんだな、と。そして、やっぱり「仕事をすること」って、素敵なことだよね。人を喜ばせてあげることなんだもん。私も、仕事が大好きだから、働き者のムシェたちが、すごく好きだなって思った。

2014年1月6日月曜日

万年筆

 父方の祖父が亡くなったのは、私が、大学生になったばかりの頃。祖父は、歴史家だった。
その祖父が、生前に、ほぼ一日も欠かさずに、万年筆で日記を書いていたと、父から聞いたときに、万年筆に最初に興味を持った。インクがなくなると、祖母が買ってきてくれていたそう。便利なボールペンがいくらでもあるのに、なんで万年筆なんだろうと思ったら、万年筆は、使う人の書き方になじんで、文字が変わっていくと、父が教えてくれて、“万年筆って、すごい!面白そう!”と思った。それから、しばーらく経ってしまったけれど、好きになった女優の杏さんも万年筆を大切に使っているということを知り、この不思議な存在の万年筆に興味が再燃。数週間後に控えていた退職のお祝いに、絶対に万年筆を買おうと決めた。でも、嬉しいことに、大切な人が、クリスマスプレゼントにと買ってくれた。2013年12月に私の手元にやってきたのが、PILOTの万年筆。
 2014年の年賀状の宛名は、万年筆で書いた。万年筆を使うと、なんだか、文字をきれいに書こうっていう気持ちになれるところが、すごいと思った。
 今年は、美しい女性になれる努力をしたいと思う!美しい文字を書くことや、素敵なペンを長く使い続けることでも、女性としての美しさが磨けると思う。だから、今年から、万年筆を使える女性になろうと思う。
 新聞に取り上げられていた記事によると、万年筆は、日本の文字を書くために改良されてきたので、万年筆を使うと、字がきれいに見えるそう。ペン先の紙に当たる部分が卵型なので、「止め、はね、払い」が書きやすいとのこと。そして、ボールペンのように立てず、60度程度寝かせて書くのがよいそう。最も大切なのは、あまり力を入れず、ゆっくり書くこと。そして、万年筆にとって、最大のお手入れは、毎日使い続けることだそう。
 何よりも、万年筆を持ったときの、落ち着く心を大切にしたいと思う。

2014年1月4日土曜日

第90回箱根駅伝

東洋大学が優勝だった。2年ぶり4回目の優勝。
ゴールでの映像を見ていると、2位の駒大の選手たちは、笑顔がなくて、1位と2位では、大きな違いがあるんだなぁって思った。
駅伝を見ていると、営業を思い出す。「一人がエースでもだめ。」「それぞれが、自分の仕事をきっちりやる。」そう、よく、課長たちは言っていた。エースがいてもダメどころか、誰か一人でも失敗したらだめ、それくらいの覚悟と集中力があるのが、高いレベルのチームなんだと思う。