2008年3月14日金曜日

パイプオルガン

 パイプオルガンって最も大きな楽器なのかな?だって壁一面が楽器の一部なんだから。他にこんなに大きな楽器って思いつかない。そして、そんな楽器を知り尽くして、操るってどのくらい大変なんだろう??
 今日、パイプオルガンの演奏を聴きに行った。スケールの大きさに圧倒された。
 私はピアノを弾くけど、右手と左手があって、ペダルが一つあるだけでもう手一杯。フォルテ一つでも、何通りものフォルテの出し方があって、それをどう選んでいくか、右手と左手をどんなふうに組み合わせて弾くか、ペダルをどう使っていくか、それだけで、一段弾くのにも星の数ほど弾き方がある。そして一つの曲をどうやってまとめていくか・・・ 真面目に考えるとうんざりするくらい、弾きこなすというのは難しい。それをパイプオルガンときたら・・・ ペダルも鍵盤のようにたくさんあって、上の鍵盤も三段くらいあって、音色もいろいろあって・・・ 本当に幅の広い楽器だと思う。
 そして、壁一面から聞こえてくる音。太くて壮大で。ホール全体を簡単に自分の世界にしてしまう。
 そんな楽器を堂々と弾ききるというのはすごいな、と。オルガニストって、度胸も必要そうだけど、あの大きな楽器を操るアクティブさと、あの楽器に負けない存在感のある人なのではないかって思う。
 写真はオルガニストの高橋博子さんと。楽屋の近くまでお邪魔しました。とても素敵な方でした。
 

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